驚きの連続『Brothers - A Tale of Two Sons』
ゲーム感想日記
Brothers - A Tale of Two Sons
兄弟が病気の父親のために薬を取りにいくお話。
本編では理解可能な言語による会話はなく、豊富なアクションとアニメーションで物語性を演出している。
ほのぼのパズルだと思いきや、アクションとシリアス要素ありの物語性が高いゲームだった。
クリアまでのプレイ時間:6時間前後(放置してた時間があるからもっと少ないはず)
好きなところ
・驚きの連続
兄弟が村から出発するところから始まる。
羊や村人、ボールで遊ぶ少女などがいる村という出発点からはほのぼのとした雰囲気を感じていたが、トロールが現れてプレイヤーは首をかしげることになる。
「あ、この世界はトロールがいる世界なんだ?」
想像していたよりもファンタジーな世界観であることに最初のサプライズがあった。
そしてトロールがこのゲームのファンタジーの頂点かと思いきや、さらなるファンタジーに何度も驚かされることになった。
言葉がないことで世界観の広さを予測できないことが功を奏している。
驚きの大きさがゲームを通して高まっていく造りが上手かった。
こういうのをレベルデザインっていうなら、とても上手いレベルデザイナーがいそう
・アニメーションの豊富さ
全編通してキャラクターがよく動く。特に兄弟。
様々な場所でアクションができるポイントがあり、固有のアクションがいくつもある。
同じ動きの繰り返しじゃないから見ていて飽きない。
是非やって楽しんで欲しい!驚きのアクションが多い!
(トロールの飛び込みジャンプとか弟の木登りとか、○○が崖から落ちるなど)
期待外れだった点
・パズル性が薄い
コントローラーの両軸を使用しているため、兄と弟で別々のアクションをさせるなどができる。
そういったギミックもあったが、パズル性よりアクション性が強かった。
謎解きなどの要素はなかった。基本的に流れに沿って指定の場所でボタンを押すだけ。
パズルが目的の人にはオススメできない。
総評
とにかくアクションやアニメーションが多かった。ゲームを進めても飽きないサプライズがあって、ゲームにのめり込みながら続けられた。
物語の好き嫌いは人によって分かれそう。少なくとも物語に理解できないような難解さはなかった。
パズル要素は薄い。アクション要素に少し加味されているぐらいなので、パズル目的の購入は勧められない。