『風夏』感想。コレガ……カンジョウ……コレガ……エモイ……
青色姫草です。
勤務地の離れている同期が Yes over work. No pay な状況らしく、転職しようとメロスは決意した。マジであうあうなんだよなあ……。
そんなこんなで癒しを求めて漫画道。
『風夏』の話すっぞお前ら!!!!!!!!!!!!! \イェエエエエエエエ/
(今回はあらすじなしです。ネタバレバンバンです。奇特なことにこの記事をどうしても読みたいという方はお近くの書店で1巻から20巻まで今すぐ買って来ませう)
いままで、エモいなんて気持ち、知らなかった。この漫画を読むまでは。
何から書けばいいのか。とりあえずいちばん好きなシーン書いとけばいいよね?むしろそれだけで満足できる。
ヘッジホックス主催のフェス開催!
たくさんの観客の前、優君のマイクトーク。いままでのMCで印象に残ってるのは『Selfish』歌う前のうだうだ(『Selfish』って曲名言ったコマが格好良かった)。このライブへの経緯とか喋るんかな? みたいにやっさんみたいに野次ってたら、
「行くぞ山中湖ォ!」
優くんがんばった!!!!!!!!!! お前、一話のときは歩きスマホしててツイッターしかしてなかったのに、ほんと大きくなって……!!
そして目玉、ヘッジホックスのライブ。
作中最強のバンド。どんなに追いかけても背中すら見えなくなる。トップを背負ってけん引する圧倒的な力。
曲が終わり、次の曲を待っていると照明が落ちる。「え、これで終わり?」
「次の曲に……ライトは必要ないよ」
輝かしい記憶をかん起させる夏の夜空。
「"星の降る町"」
エッモオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな感じで……と、もう締めくくりたい。この記事書くためにこのシーンを読み返して、もうそれだけで幸せになれた。エモイがこの興奮だと教えてくれた『風夏』に最大限の拍手と歓声を。
とか言っても、まだ終わらないっす。
というわけで、以下、気になった部分。
列挙していくだけでどうこう言うつもりもないっす。それ以上に面白かったっていう結論は先に言っておきます。
・風夏が死ぬ
アニメから入った組で、ネタバレ先にくらってたんで驚かなかった。寧ろ、そこから「なんてこった、同じバンドに二人も天才がいるなんて」って、優くんが覚醒し始めたほうが驚きだった。
ここ関連だと、優くんが先生と喋るときの「あ、そっか」と、壊れたヘッドフォンをつけて風夏と同じ場所にいるのが苦しかった。
あと! ニコの煽りに携帯をぶっ壊すシーンはほんと優くん頑張れって感じだった。あの子ほんと愛され体質だな。
・たまちゃん関連
……これ、巷の評価はどうなんでしょうね? 個人的にはアニメ版でなびいてた優くんを見たせいか、漫画版の態度がちょっと冷たすぎない? と感じました。乳首押し付けれても断ったとき、『キラ☆キラ』見習っていきずりセックスしろよ!と叫んでました。風夏二人の魅力は太陽みたいだけど、それはそれとしてたまちゃんの方が性格が好き
・一檎
ぶっちゃけこのキャラ必要だった……? いや、たしかにフェスのとき盛り上がったけど。
これ後から考えてて思ったんですけど、結構へんな展開じゃないですか。例えるならドラゴンボールで悟空が天下一武道会の中盤で仲良くもストーリーが深くもないキャラに負けるみたいな。バトルモノでそれやったら「お前誰だよ」みたいな感じ。
ただ、そのぶん、そのときのThe fallen moon の立ち位置がはっきりしたのも強みだから、一概に要らないとも言えない。このキャラ結構勉強になった。
・風夏にソックリな女の子
ご都合主義じゃねえか! でもずっとそんなノリの漫画だしなあ。読んでてこの章は受け入れられる人とそうじゃない人がわかれるだろうなって感じた。そもそもここまでしなくても蒼井に心が動いてるの気づいてたんじゃない? そんなこと言ったら物語なんて全部平坦になっちゃうんですけどね。はい、勉強させてもらいます。
・針鼠
ヘッジホッグスの過去回想をした後に、岩見が西辺先輩に会うシーンは漫画持ちながらベッドに倒れて悶えました。あれはずるい。
・『キラ☆キラ』
個人的に、風夏が死んでからはずっと『キラ☆キラ』のiFみたいな読み方もしていました。メインルートで鹿乃助が音楽を続けていたらこんな未来だったのかな、みたいな。まあ、ほら、あっちもね? 今プレイしたらエモいって感想なのかも。
そんな感じです。
綺麗な宝石みたいな物語だったので、ずっと胸の内に留めておきたい。瀬尾先生ありがとう。
たぶん何かあるので思い出したら追記します。
青色姫草でした。