『86』がすばらなので一言感想
青色姫草です。
社畜鬱憤の気晴らしに2日に1冊ラノベを買うようになりました。
ラノベを読んでもアウトプットする癖が抜けきっていることもあり、勘を取り戻すべくまた感極まっている現時点の想いを綴るべく日記を書いています。
日記……というか、読んだラノベの感想です。
感想というか叫びです。
そんなわけで読んだ人なら「あ~なるほどね、その本ね。そりゃあ叫びたくなるよね」と言うのが必定のこの本、
『86―エイティシックス―』
(電撃文庫の公式サイト)
https://dengekibunko.jp/product/86/321611000284.html
(URLから画像が出てこなかったので写真貼ってます)
というわけで2年前(調べたら『ただ、それだけでよかったんです』が3年前だったので正解?)の電撃大賞で大賞を獲った作品です。
よく「金賞より銀賞」「今はwebの成り上がり全盛」「新人賞なんて」みたいなことちらほら聞きますけど、そいつら軒並み燃やし尽くす大火の如き大作でした。
……いやほらまあ、私の語彙力なんて気にせず、どうぞ『86』読んでください。読み応え満点なので。
あらすじ
“その戦場に死者はいない”――だが、彼らは確かにあそこで散った。
あらすじ読むならここだけでも十分なくらいのインパクト。
このキャッチコピーと続くあらすじを見た瞬間に、明確なバッドエンドがこの先に待っているのだとわかり、わっくわくしました!(絶望好意症)
そして内容は、私の期待を遥かに上回ってくれました。
圧倒されるキャラクター達の生き方、物語の滞りない完璧と言って差し支えない流れ、それらを私に届ける物語の壮麗さ。
どこを切り取っても息づく呼吸を感じられることの嬉しさたるや!
自分自身の将来なんてどうでもいいけれど(転職先探し中)、この人たちが次の一瞬どうなるかを手に汗握って感じていました。
最高の本をありがとう!!!(強引な締めの句)
86の一冊が内包する世界には希望があって、それは人の心の内側からしか出てこないのです。
……とかまあ適当なコトをいいつつ、読書感想文は終わりです。
いつもはダラダラと書くのですが、読み返しても中身がないんだよなあ。短くしても密度濃くなったりしないけど! ……あれ、それって含有量0なのでは。
いっぱい書きたいけれど、いっぱい書くだけのお頭が足りない。もっと感想をひねり出す練習をしなきゃですね。折角2日に1冊読んでるのにこれじゃあ勿体ない! たぶん明日『86』を全巻買ってくるので、一冊ずつかきたいなあとか。でも今のままだと全てこの記事と同じになりかねない。ぐぬぬ。
というか、前回の記事が6月で、私その間に結構散財してて、それについても触れたいなーとかなんとか。
日々の積み重ねが大事なんだよ、と麗しき妹(アマガミ美也)も言っていたので(実際には父親(アマガミ父・未登場))
とかくとかく、ひびつみ大事。ちゃんとアウトプットしていこうぜー。って感じで今回は終わりです。
最後に一言。
『86』の文章はどれも文学的で比喩で王冠を持つ河野裕さんとはまた別の趣がある(芥川みたいな?)のですが、中でも私が好きだった一文を勝手に載せます。
雪についてです。
夜の闇の己の色さえ浸食する白魔の静かな暴虐の、 (P.157)
皆さまにもお好きな比喩があれば聞いてみたいです。
青色姫草でした。