雑草むしり
GWは『ロストスフィア』のクリアに勤しんでいる社畜の青色姫草です
皆さまにおかれましては、平素の仕事疲れをを癒すための休日を無為に過ごされたりはしていないでしょうか(GW中日の挨拶)
本日は雑記です。というか日記です。普通のブログっぽい感じの記事です。書き始めているくせにオチを決めていないいつものやつです。
GW中日。つまり今日。午前中。つまりさっき。庭の草むしりをしました。つまり草むしり。
草むしりをしている最中に思ったのですが、「花が摘めない」。
庭にある梅の木の下は雑草がボーボーで、たんぽぽの花が一輪咲いている以外は一面が緑。その緑も目を凝らすと、なんだかよくわからないグレーのキノコだかカビだかが生えていて、軍手がなかったら卒倒していました。
長袖長ズボン。帽子もかぶりながらいそいそと根っこから雑草を引き抜いているときに私が考えていたことは、
「たんぽぽの花には気を付けよう」
でした。
たんぽぽは黄色い花。もうすぐ綿毛が飛ぶ季節? とにかく、花だから抜いてはいけない。
そんな風に考えていたところ、ふと、草むしる(動詞)手が止まりました。
「じゃあそれ以外はいいの?」
と。
花が咲いているたんぽぽは、紛れもなくたんぽぽです。ですが、花の咲いていないたんぽぽは引っこ抜いていいのだろうか? いま引っこ抜いた雑草は、一週間後にはたんぽぽの花を咲かせていたかもしれない。
たんぽぽの花は雑草じゃないのに、わたしの目を通すとたんぽぽの芽は雑草になってしまう。
これを純文学っぽく(もしくは社畜っぽく)、社会(もしくは組織)に当てはめてみると、たんぽぽや雑草は、一括りに平社員です。早咲きも遅咲きもいます。お仕事のできる人もできない人もいます。草むしりをする私は人事でしょうか。もしくは社長か上司か、まあそんな上の人です。
私に課せられたオーダーは「くさむしり」。養分を吸い取ってしまう無駄な草を抜くこと。無駄な草かどうかは私に一任されています。
一任された私は、庭の環境保全や育成、その他美的感覚から、「たんぽぽの花」は抜かないことにしました。
草むしりが終わった頃には、根っこから断絶された雑草の山と、土がめくれあがった庭にぽつんと咲くたんぽぽの花が一輪。
雑草の中には、きっとまだ咲いていないだけのたんぽぽの花があったんだと思います。
私はどうするべきだったか考えます。
1.たんぽぽの花を殺さないために、花が咲き終わる時期になってから草むしり
2.咲いていようがいまいが、軒並み抜く
3.たんぽぽの花が咲くまでの画像を調べて、雑草でもたんぽぽであれば抜かない
3ができれば十全でしょう。たんぽぽと私のwin-winです。2ならオーダークリア。1は父親におこられるでしょうが、たんぽぽは救われます。
私がたんぽぽ視点ならば、咲くまで待って欲しいですし、なんだったら咲かせるまで世話をして欲しいです。
が、そんなこと草むしりをする側は考えてもいないのが世の常なのかもしれません。
雑草になってむしられないように世の中を生きていきたいですね(適当な締めの句)。
とかなんとか、適当にオチをつけたところで日記はおしまいです。
GW最終日、よき一日を。