リナリアと葉書

青色姫草です。小説家になろう様で小説を投稿したりしています。ブログの主な用途は日記です

読み終わるまであと一日?(いつもの読書感想文)

青色姫草です

 

そろそろ自分自身に青色姫草のペンネームが染み込んできたからこの挨拶いらないのではと思う今日この頃。なんだったら本命のペンネームを忘れる始末。新人賞に最後に投稿したのは……ウッ……。

 

 

今日は普通の日記だよ! ごめんねネタがない!

通りすがりにこのブログに辿り着いた人がいたら、見知らぬ駅の閑静な住宅街で嬌声が聞こえたから思わず音源に目を向けてしまい、営み中の家主と目線が合ってしまったときみたいな気分で眺めて行ってね!

 

 

 

最近、小説を平行して読んでいます。

朝の通勤時間は、更新があれば『シャングリラ・フロンティア』。なければ『神さまのいる書店』をチマチマ。

お昼は自由時間ナニソレオイシイノ。

夜は買ってきた漫画なり小説なりに色気を出しつつも一日一章ずつ『クロハルメイカーズ』をば。

 

 

 

タイトル。一日一章ずつ読み進めていた『クロハルメイカーズ』。

お仕事終わって元気な平日だけ読んでいるので二週間かかってようやく五章。たぶん明日で読み終わるのでその前に感想まとめておこうかなと。

 

~あらすじ~

舞台は学校の部活動。創作部というとにかくサブカルに手を出しまくっている部員たちのお話。部員はサブカル女の菜絵(かわいい)、化物好物美人喪女(部長)、もけんば!(にゃんぱすー)、女装ドMyoutuber(地味に属性多すぎるぞ!)。そして主人公は部活をけん引している「企画屋」の湊介。

締め切り前日に仕上げた"黒歴史"級の部活紹介ムービーに避難轟轟の創作部だったが、ただ一人だけその映画に魅了された非オタがいた――。

 

 

以下、感想。

クリエイターの供給と需要の割合が逆転している昨今、創作をテーマにかかげた小説にはクリエイター称賛型が多いです。

クリエイター称賛型とは、芸術肌の天才クリエイターが活躍したりそれに追いつこうと普通の子が努力をするようなパターン。供給側に回ろうとしている読者が共感覚を抱けるような作品であり、創作に夢を持ち続けられるエネルギーの持った作品を指します。

 

それ自体を否定するつもりはないです(というかその思惑にまんまと乗せられてる部類なので)。

 

『クロハルメイカーズ』は主人公が夢を持って憧れ作家を追いかける! みたいな時代の流れをメタって「いやいや、売上が全てだから!」という負の側面を強く見せた作品……すらもメタって一周回ってるような作品です。

 

いや、ほんと、途中まで読んでる感想としては「一回り早い」がぴったしくる。もう少し「この業界は売上なんだよ!」みたいなキャラクターが世界に浸透した段階で世にでるべき作品だったんじゃないの?(冴えないの伊織の主張をもっと強くしたようなキャラクターとか。わたしが知らない間に世には出てたかもしれないけど)

 

割と凄い技術を持ってる処女(っぽい)部長を除けば日の目を浴びてはいない部員たち。でもそれぞれが自分の好きを持っている。湊介もサブカルが大好きであることが根っこにあってそれを自ら疑うことすらしない。そんな湊介と他の部員の違いはそれをアウトプットまで持って行けているかどうか。

 

アウトプットまで持って行けるかどうか…………(今日のブログの前口上を見直して)ぐおおおおおおおおぉぉぉぉぉ……。

 

湊介がんばれ!お前はやればできる子なんだ! と応援していたら! 今日! 五章で! 湊介おまえ……おまえ……菜絵、おまえ、そうお前だ! そんなダメ男を育てるような甘い考え方をしているからメンヘラ女とか呼ばれるんだぞ!(責任転嫁)

 

 

こんな感じで読んでます(締めの句)。若葉と「もけんべ!」のやり取りしてたのふふってなるた。わかりやすいネタを仕込んで笑いにしているのこの作家さん凄い。なんだかろんりてきだぞ!

 

明日、湊介がどんな行動を取るのかに期待。ほんと、がんばれ。

 

 

 

以下、書き留めないと死にたい気持ちで忘れちゃうからそれぞれの感想みたいな感じ。

 

『シャンフロ』

 今の展開やばくない…? キャラ勢揃いとかそういうの弱いんすよいいぞ早くやれプレジデントも蠍もいいんだよ!(でも蠍でユニークEXだしたのは笑う)

 ワールドクエスト進んだときにどうなるのか気になるから悔しいけど毎日更新楽しみにしちゃう。

 

 

『神さまのいる書店 まほろばの夏』

 これ、少し面白いことがあったのでちょっと書きたい。とは言っても、本当にチマチマ読んでいるのでページ数は進んでいないのですけども。

 わたしが読んでいる部分までネタバレします! ……ページ数忘れちゃって申し訳ナサス(LoLアンインスコしたからな。もう二度とやるかあんなクソゲー!(?回目数週間ぶり)

 

~簡易あらすじ~

 家では両親の不和で心が安らげず。学校では窓際一番後ろの席。わたしが逃げ出せる場所としての本。わたしを支えてくれた本。そんな本に恩返しができる本屋? それは夢みたいな場所だとわたしは思った。

 

 みたいな感じ。きっとこんなあらすじを読めば予想すると思います。さも文学少女然とした女の子が登場するのだろうと。

 違うんです。違ったんです。

 主人公は負けん気の強い本好きな女の子。三つ編みよりショートカットが似合いそうな喧嘩腰。「なんなのアイツ……!」とか言う。

 

 はじめ唖然としました。古き良き本を愛する文学少女像はどこへ行ったの? と読み間違えを疑うほど。

 だって本好きっていうか、違うじゃん? ただ逃避先が偶然に本だっただけの女の子じゃん? イケメンの彼氏でもできようものなら読んだ本のことすら忘れてそうじゃん?(偏見)

 

 酷い言い草だとは思いますが、大体こんな感じだったかと。それでもって、考え直しました。

 これって今の「普通」なんだって。

 

 乃木坂春香の時代が通用しなくなってイマっぽく乃木坂明日香になったみたいに。

 本を読む文学少女固定観念を潰してイマ風の女の子に本を持たせたらこの娘になる。

 

 『退出ゲーム』とか『ヘンたて』読んだときの感情。女子の成分がリアル寄り過ぎて「気に食わねえ……」と思いますがそれは個人の趣味なのでさておき。

 本を読む女の子でも無口ではなく自我がはっきりしていて、いくつもの好きを持っているなかで本が頭一つ抜けている。そういうどこかにいそうで誰かと重なりそうな女の子がイマ風なんだと、思い知らされた気分でした。

 

 

 …………でもそんな娘がイマ風だったとしても、わたしは『弱キャラ友崎くん』の菊池さんみたいな無口で本の世界だけが全てみたいな文学少女がやっぱり好き! 6.5巻の4章とか話が温かすぎて幸せな気分で寝落ちしてた。

ところでイラストがフライさんだからということもなきにしもあらずなのですが、菊池さんと司書さんが百合姫の表紙と被るんですけどこれはそういう認識でいいですよね?

 

 

そんな感じです。

なるだけアウトプットしている風にみせかけるためにいろんな作品を登場させてみました。アウトプットというか記憶の練習的な感じ。最近読んだ本だけでも全部記事に登場させたかったけれど、86とこいつらの正体が~と100万人の命の~は出せなかった。せめて100万人だけでもちょっと喋りたい。1巻で設定ちょっと面白いとか思ってて、でも二巻買うか迷ってた。二巻めちゃんこ面白かったゾ。明日にでも最新刊まで買いに行きます

 

 

 

そんな感じです。

『クロハルメイカーズ』読み終わった記事を書くかもしれないけれど、最近お仕事でハゲそうだからたぶん書かない。忙しいとかじゃなくて、ほんと、もう、(ここで日記も事切れている)